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-ﾃﾞｻﾞｲﾝ-

吉岡徳仁ら､日本の自然知覚力を考える3 人の｢ﾈｲﾁｬｰ･ｾﾝｽ展｣

｢日本を再定義する｣を2010年のﾃｰﾏに据えた森美術館では､｢ﾈｲﾁｬｰ･ｾﾝｽ展：吉岡徳仁､篠田太郎､栗林隆｣が開催中だ｡

吉岡徳仁＜ｽﾉｰ＞2010年（1997年～）

同展では､現代を生きる日本人の感性や文化的記憶と自然観との関係性を､吉岡徳仁､篠田太郎､栗林隆の３名のﾃﾞｻﾞｲﾅｰ/ｱｰﾃｨｽﾄのｲﾝｽﾀﾚｰｼｮﾝを通して考える､というもの｡

彼らはいずれも､自然現象や人間と自然の関係性を表現方法としているが､その捉え方は､より感覚的､空間的な知覚によるもの｡今回の空間を大胆に使ったｲﾝｽﾀﾚｰｼｮﾝは､鑑賞者にとっても､ｱｰﾃｨｽﾄの感性をそのまま体感し､知覚のﾚﾍﾞﾙで共有できる機会となるはずだ｡

森美術館では､超自然的な感性や空間に存在するｴﾈﾙｷﾞｰやﾊﾞｲﾌﾞﾚｰｼｮﾝが､私たちの無意識の領域から本展を通して喚び起こされることで､｢日本の再定義｣だけでなく東ｱｼﾞｱの文化的遺伝子を再考する機会にもしたいと考えているという｡

なお､展示の最後には､ｱｶﾃﾞﾐｰﾋﾙｽﾞ六本木ﾗｲﾌﾞﾗﾘｰと恊働で､約700冊の本を通して日本の自然観を考える｢ﾈｲﾁｬｰ･ﾌﾞｯｸﾗｳﾝｼﾞ｣が設けられている｡自然観についての考察をより深めるためにも､展示とあわせて活用するのがおすすめ｡

■お問合せ先
･会期／2010年7月24日（土）～11月7日（日）まで
･会場／森美術館　東京都港区六本木6-10-1 六本木ﾋﾙｽﾞ森ﾀﾜｰ 53 階
･開館時間／10:00～22:00（火10:00～17:00（但し11/2（火）は､22：00まで）
　※いずれも入館は閉館時間の30分前まで
　※会期中無休
･入館料／一般1,500円､学生（高校･大学生）1,000円､子供（4歳～中学生）500円
　※表示料金に消費税込
　※本展のﾁｹｯﾄで｢MAMﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ012：ﾄﾛﾏﾗﾏ｣展､展望台東京ｼﾃｨﾋﾞｭｰにも入館可（ｽｶｲﾃﾞｯｷを除く）
　※ｽｶｲﾃﾞｯｷへは別途料金300 円
･お問合せ先／Tel：03-5777-8600（ﾊﾛｰﾀﾞｲﾔﾙ）
http://www.mori.art.museum

(編集部)
2010.08.24

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