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TRSｾﾚｸｼｮﾝ
-ﾃﾞｻﾞｲﾝ-

第8回
ｴｺ×和がﾄﾚﾝﾄﾞ
JAPANTEX 2008

11月19～22日で東京ﾋﾞｯｸﾞｻｲﾄで開催された､国内最大級のｲﾝﾃﾘｱﾄﾚﾝﾄﾞｼｮｰ JAPANTEX 2008｡新製品の発表の場として､ﾗｲﾌｽﾀｲﾙ･ｲﾝﾃﾘｱｽﾀｲﾙの提案や､最新のﾄﾚﾝﾄﾞを発信する､評価の高い歴史あるｲﾝﾃﾘｱの展示会で､今年で27回目を数える｡
今年のﾃｰﾏは『ﾈｸｽﾄﾃﾞｻﾞｲﾝｲﾝﾃﾘｱ』
全体的に機能ではｴｺ､ﾓﾁｰﾌでは和を意識した提案が多く見られた｡

中でも特に注目を集めていたのがﾙﾉﾝ株式会社のﾌﾞｰｽ｡05年に発売されていらい大好評の半永久ｻｲｸﾙ消臭壁紙『空気を洗う壁紙(R)』の様々な用途について､わかりやすくﾌﾞｰｽ展開がされていた｡
消臭性能と高い回復力など機能面はもちろん､色味や質感など様々なﾊﾞﾘｴｰｼｮﾝを揃え､建築関係者･ﾃﾞｻﾞｲﾅｰからも導入を見越した活発な会話が交わされいた｡

一方で和の色合いの再現で群を抜いて目を惹いたのが､ﾌﾞﾗｲﾝﾄﾞ業界の大手ﾆﾁﾍﾞｲが手がけた和風ﾌﾞﾗｲﾝﾄﾞ『もなみ』
全126柄をそろえ､和ならではの淡い色味､深い色味の再現力では他の追随を許さない｡またLDKを仕切るﾛｰﾙｽｸﾘｰﾝの使い方､小窓への設置案など実生活に沿った提案にも来場者の足がとまっていた｡
同業界大手のTOSOのﾃｰﾏも『和ﾓﾀﾞﾝ』こちらは質感･柄にこだわった提案がされていた｡和紙を思わせる質感から木漏れ日を思わせる質感まで取り揃えていたが､特に興味をひいたのが『錆』色を提案していたこと｡
今までにない提案と洗練されたﾌﾞｰｽにも注目が集まり､和柄と洋室空間との相性を意識した｢新感覚｣の提案となっていた｡

JAPANTEX 2008でもﾌｧﾌﾞﾘｯｸを用いた空間作りの提案や照明の提案など随所で見られた和ﾃｲｽﾄ｡透けと重ねを多用し､奥行き感と重厚感を出すことができる和ﾃｲｽﾄだが､ﾃｲｽﾄから一歩進んだ｢和の再現｣が進み､ﾓﾀﾞﾝﾃﾞｻﾞｲﾝとの融合からの原点への回帰といった流れが感じられた｡
<<編集部>>